頭痛解消ブログ >> 2015年04月
子供の頭痛:おでこ頭痛が治った
あちこちに次々と
小学2年生のEさん、片頭痛が頻発するのでご来院頂きました。
来院時も、おでこ・眉毛上・こめかみなどに痛みが次々に移動して出て、一瞬出てはすぐに治まります。
小さいお子さんの場合は、短時間出てすぐに頭痛は治まるという特徴があります。
軽く首に触れながら頭痛を起こしている、痛みのラインの緊張を取り除いて行きます。
繰り返し緊張を取り続けますと、やがてラインは緩み切りました。
なんとか痛みは治まりましたが、改善感をお子さんが表現できず不明のまま終了です。
その後の改善
初回以降は、頭痛の場所が限定されてきました。
こめかみ・眉毛の上が出なくなり、頭痛の場所がおでこに限定されてきました。
1週間後の2回目も、おでこ頭痛を起こしている痛みのラインの緊張をひたすら取り続けます。
2回目もおでこ頭痛は治まり終了となりました。
9ヶ月後に再来院
Eさん、2回目以降はお越しになりませんでしたので改善状況は不明でしたが
9ヶ月後に視力が急に落ちて目がしょぼしょぼするとの症状で再来院頂きました。
2回目の施術以降は、頭痛が治まり出ていないそうです。
別物ではない
おでこ頭痛と眼精疲労は別物ではありません。
おでこ頭痛を起こしている「痛みのライン」上に目がありますので、同じライン上の症状です。
体の中に疲労が溜まってくると、Eさんの場合はこのラインの緊張が高まって来るようです。
今回は、おでこ頭痛までは行かずに手前の目に眼精疲労を出している様です。
眼精疲労改善
眼精疲労を起こしている痛みのラインの緊張をしっかりと取り除きました。
これで様子を見ていただきますが、眼精疲労は治まるでしょう。
同時におでこ頭痛の予防にもなっていますので、頭痛も引き続き出ないでしょう。
お子さんを観察
体に疲労が溜まると、体はしんどいので疲労を痛みのライン上のどこかに放出します。
Eさんのおでこ頭痛を起こす痛みのライン上にも様々な症状が出て来ます。
腹痛・下痢・便秘・逆流性食道炎・胸痛・喉の違和感・のど周辺をこそばがる・口内炎・蓄膿症・眼精疲労などです。
頭痛だけを見るのではなく、この様な症状が新たに出て来たならばそろそろ頭痛に至る前触れです。
お子さんの体調を良く観察頂いて、この様な症状が顕著に出ればメンテナンスする必要があります。
この様な内容をお伝えして終了としました。
中学1年:毎日の眼の奥の激痛で不登校
メールでのご相談
「小学6年生の9月から眼の奥が激しく痛むようになりました。
中学1年の9月からほぼ毎日、目の奥が激しく痛み両目から涙が出ます。
神経内科では異常が見つからず、処方のマクサルトは効かず、病院での医療用酸素も効かない状態です。
とにかく痛みが強く一人では歩けない、おんぶされて保健室へ運ばれる。
本人は学校に行きたく毎日登校するがいつも同じ時間に目の奥が痛む頭痛が出てしまい泣きながら早退となります。
なんとか助けてあげたいと思い遠方(静岡県)ながら相談させていただきました。」
体にアプローチ
眼の奥の頭痛を起こしている「痛みのライン」の緊張を取り除きます。
次に、腹部に強い緊張がありますので繰り返し緩和させます。
続いて首肩のこわばりを解除、頚椎・鎖骨のズレを微調整します。
Rさんに確認です「体軽いです。頭がすっきりした感じです。」 初回はここで終了です。
集中受診
遠方からお越しですので集中受診を受けて頂きました。
初回1日2回の集中受診後は、頭痛にあまり改善感なしです。
10日後1日2回の集中受診を受けて頂いて、改善が出るかどうかを診ていきます。
1ケ月後のメール
「その節はありがとうございました。
その後ですが、3月は普通に学校に行けたのは一回だけでした。
春休みは症状はやっぱり一回も出ませんでした。
7日から新学期が始まり3日が経ちましたが、
おかげ様で症状はまだ出ていません。
このまま治まってくれるといいのですが。」
なんとか頭痛が出ずに登校されているようで、一安心です。
今後は
Yさんの目の奥の頭痛は、典型的な「反抗期の頭痛」です。
反抗期が続く中学生の間は、また出てくる可能性はあります。
眼の奥だけではなく、腹痛・倦怠感・生理痛などが出て来た場合はメンテナンス受診が有効です。
体に不調が出て来た時に、溜まった疲労や緊張を減らすと、頭痛が起きない状態が維持出来ます。
朝起きたら寝違い
寝違いで首が回らない
以前に来院頂いて頭痛が良くなられたMさん、それでもちょくちょく体に不調が出られます。
今回は今朝目覚めると首が回らなくなっていたそうです、俗に云う「寝違い」です。
左側に首が回らない・右ひざが痛い状態ですので、改善に努めて行きます。
軽く首に触れながら、まずは消化器官の疲労を取り除いて緩みきったので確認です。
「首が50%ぐらいに軽減してます。ひざは痛いです。」
筋肉疲労にアプローチ
次は、首を引っ張っているあちこちの筋肉疲労を取り除いて行きます。
まずは左上腕・前腕、次に肩関節・肩甲骨、続いて鎖骨の緊張を取り切りました。
「首のロックが30%ぐらいになりました。ひざはまだ痛いです。」
右足の疲労を解除
続いて、右足の疲労を取り除いて行きます。
右腰の横、大腿部の裏表、ふくらはぎ、すね、アキレス腱と疲労を取り除きました。
Mさん「首回ります、あと数%ぐらいです。ひざは痛くありません。」
少し残っていますが深追いせずにここで終了です。
残りの違和感は、1~2日で消えて行きます、今回はこれで治まるでしょう。
寝違いは首には原因なし
寝違いの99%は、首には問題がありません、枕が悪いわけでもありません、寝相の性でもありません。
寝違いは、胃・肝臓などの消化器官の疲労と、手足の筋肉疲労が原因で起きてきます。
Mさんの場合は、胃の疲労と左腕・右足の筋肉疲労を取除くたびに首は開放されて行きました。
寝違いは首には原因がない場合が大半なのです。