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漏斗胸と眉間頭痛

漏斗胸の手術をしてから頭痛が出た
中1のAさん、1年前に漏斗胸(胸の真ん中のおなかとの境界あたりが
陥凹している症状)の手術をしてから眉間に頭痛が出る様になりました。
中学入学と共に、頭痛が毎日になり体のだるさ・腹痛などで登校できなくなりました。
頭痛薬は、体がだるくなるだけで効き目がないそうです。
手術との因果関係は?
手術と頭痛の因果関係は大いにあります。
胸の陥没部分を通るコリのラインに強い緊張があり、このライン上に眉間もあります。
漏斗胸の手術は、陥没した胸骨を金具で持ち上げて強制的に固定するのです。
胸骨はコリのラインの強い牽引で陥没していたのですから、無理に戻せば
コリのラインの牽引は別な部分に向かざるをえません。それが眉間の頭痛です。
改善の開始
眉間と胸骨を通っているコリのラインの緊張を取り除いていきます。
やがて緊張は減少して、初回あった眉間頭痛が治まりました。
2回目 少し改善しているとの事ですので、再度緊張を解除しました。
しかしその後、来られなくなりました。
再び頭痛が出てきた!
2回目以降、薬が効くようになり、やがて夏休みは頭痛が無くなったそうです。
ところが、2学期登校しようとすると再び毎日の頭痛が発生したそうです。
結果、登校はできず、振り出しに戻った感じです。
お母さん曰く「本人は、登校する気持ちがあるのになぜ?」
もう少しだったのに
施術を重ねて行きますと、頭痛は治まってきます。
しかし頭痛を起こしているコリのラインにはまだまだ緊張が残っているのです。
平均5回はお越し下さいとお願いしていますが、Aさん2回で中止されています。
頭痛が出なくなるという事は、体の緊張が限界ギリギリを少し下回ったという事です。
この段階では、登校という負荷で緊張は高まり、頭痛に到ってしまいます。
夏休みの間に5回来て頂ければ、何とかなったのに!残念です。
思春期は入念に根気よく
思春期に起きる症状には、自我の芽生えによる心の疲労が大量に入ってきます。
Aさんの場合は、生まれながらに胸が陥没するほどの負荷を抱えているのですから
思春期は何が起きてもおかしくない状態なのです。
体の負荷をとことん減らすという事をしていく必要があります。
もっと丁寧な説明を
Aさん2回の施術で負荷が減少して薬が効くようになり、やがて頭痛が止まりました。
ご両親は薬が効いて治ったと思われた様です。
薬は症状を押さえるだけで治ったのではありません。
今回の様に症状が再発するとそれがトラウマとなり、以前以上に手ごわくなります。
思春期の症状に対しては、しっかりと負荷を減らす必要性がある事を
もっともっと丁寧な説明を重ねて、ご両親のご理解を促すしかありません。
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