【群発改善ブログ】群発頭痛が再発してくる

4年ぶりの群発頭痛
38歳の男性Mさん、4年ぶりの群発頭痛で、1日に5~6回発作が起きて来ます。
3月初旬に始まり、ボトックス注射とステロイド(プレドニン)で一旦頭痛はなくなります。
4月上旬まではパラパラと頭痛がある程度で、自己注射ですぐに治まります。
4月半ばから本格的に群発頭痛が始まり、ステロイドと自己注射でひたすら痛みを押さえておられます。
群発頭痛の真っ最中に当院に来院頂きました。
頻度が増えた
当院で集中受診1泊2日で5回受けられてお帰りになられました。
その後、頭痛の頻度が増えたとのご質問を頂きました。
なぜ頭痛の頻度が増えたかについてお答えしました。
群発頭痛の原因を知る
群発頭痛は、体に溜まった疲労のエネルギーが出て行く痛みなのです。
ですので溜まった疲労が出終わらないと群発期は終わりません。
群発頭痛は病気ではなく、疲労が出て行く時の痛みなのです。
どんな疲労が溜まっているかは、人によって違いますので、受診時にご説明しております。
解放するのか・抑えるのか
群発期を終わらせるには、溜まった疲労を解放して行く必要があります。
当院の療法は、溜まった疲労を減らして出てくる疲労の勢いを弱めて、緩やかに解放する方針です。
それによって群発期を楽にして早く終わらせる方向に向けて行きます。
病院は、出てくる疲労(頭痛)をひたすら抑えこむのが方針です。
開放するのか・抑えこむのかという真逆の違いがあります。
Mさんの場合は
Mさんの場合は、ステロイドで全体に抑えた上で、まだ出てくる痛みを自己注射で抑えこんでいます。
その上に、群発頭痛に大いに効果のあるボトックス注射も受けられています。
とことん抑えこんだ疲労のエネルギー(頭痛)は、出よう出ようとしている状態です。
この時に、当院の療法を受けられましたので、体は解放の方向に働きます。
それによって受診後に頭痛の頻度が増したと考えられます。
その後のMさん
Mさん受診後の経過の資料をメールに添付下さいました。
受診後も、ボトックス注射・ステロイド・自己注射を続けられています。
直後4~5日は、頭痛が治まっているのですが、再び頭痛が再発しています。
結果的には、これを繰り返すので群発期は伸びて行きます。
群発期を早く終わらせるには
群発頭痛の痛みは、薬を使用して痛みの度合いが4~5割ぐらいに減らす程度がベストです。
残りの5~6割は、痛みとして解放されて行きます。
溜まった疲労の解放が終われば、群発期は終了します。
トリプタン製剤の錠剤・点鼻・自己注射を組み合わせて、うまく解放させる必要があります。
薬で8~9割または、10割も押さえ込めば群発期は終わらず延長するか再発する方向を向きます。
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