【群発改善ブログ】群発期が終わらない(その2)

群発期が終わらない
51歳の男性Tさん、45歳の発症で、1年周期でしたが最近は3~4ヶ月の周期で出て来ます。
いつもは2ヶ月の群発期が今回は6ヶ月続いてまだ終わりません。
ステロイドのプレドニンを毎日服用、自己注射は15分ほどで効く状態です。
薬で痛みをひたすら押さえている状況です。
終わらない理由
Tさんプレドニンを服用してから、群発期が1年周期から3~4ヶ月周期に短くなっています。
プレドニンは、頭痛を全体的に抑えこむので疲労が出切らずに残っているのですぐに群発期が始まるためです。
その上に、自己注射で抑えますのでついに溜まった疲労が出終わらず、群発期が終了できない状態です。
群発頭痛は体に溜まった疲労が頭痛となって放出される現象です。
放出を抑えこみ続けると、群発期はどんどん伸びて行くか、周期が短くなって行きます。
Tさんの受診状況
集中受診で1日3回受けられました。その後は1ヶ月後2回めの受診です。
Tさん「受診後頭痛は軽減していたのですが、再び頭痛が出て来て戻った感じです。」
群発頭痛は溜まった疲労を減らすと、レベルダウンして行きます。
時間と共に群発期の痛みが増えて来る事は通常ありません。
Tさんは、なぜ戻ってしまったかを考察してみます。
症状のストレス
症状のストレスとは、群発頭痛への不安心配恐怖などの症状へのストレスです。
Tさんの場合は、仕事での接待が多くお酒を飲まないわけには行かない環境があります。
お酒を飲めば必ず激痛がやってきますが、接待相手や会社にはそれが理解して頂けない状況です。
接待の予定が入ると、頭痛への不安心配恐怖というストレスが大きく出て来ます。
症状のストレスも、体にこわばりを作り出して頭痛に大きく関与しています。
溜まって行くこわばり
症状のストレスは、通常は症状の改善と共に減って行きます。
Tさんも施術後は、頭痛に改善感が出ていました。
ところが仕事での接待による不安心配は現在進行形で起きて来ますので
やがて症状のストレスが増えて、体にこわばりが増加して頭痛は再び元に戻って行ったと予測できます。
現在進行形のストレスはこわばりの増加という形で蓄積して行くのです。
対策を提案
接待飲酒での現在進行形の症状のストレスを減らさない限り、群発期は終了しない可能性が大です。
そこで群発期を終わらせる提案を致しました。
①思い切って休職して群発頭痛の治療に専念する。
②会社に相談して、接待から外してもらう。
このどちらかを実施してまずは、症状のストレスを減らして群発期を終わらせる必要があります。
最悪は、群発期が終わらずに1年中続く慢性群発頭痛に移行する可能性もあります。
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